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2017年7月26日

手作り味噌の良いところ

先日、白味噌と米味噌を仕込みました。

手作り味噌の良さってなんだろう?
、材料を自分で選べるので安心なこと、自分の好みに仕上げられること。愛情をかけて作ることができること。等々沢山ありますよね。

でも、私がお伝えしたいのは、発酵目線で考えた手作り味噌の良さなのです。
味噌を仕込むとき、麹をボウルの中で手を使ってほぐしでいきます。
手の平には、常在菌と言われる菌がいます。
キレイキレイのCMの手の平の菌、悪い子ちゃんばかりではないのです。
常在菌は、その人特有のものです。なので、常在菌はその人の腸に定着しやすいのです。
定着しやすい=腸への影響が大きいといえます。
あなただけの常在菌が、大豆と麹とぷくぷく育っていく、熟成期間を経て、美味しくて、あなたに合った味噌が出来上がるのです。
 
前回、腸内フローラについて、ざっくり説明しましたが、腸内フローラの善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスは人それぞれ千差万別です。
親子であっても違っています。
その千差万別の腸内フローラに、あなた特有の常在菌が働きかけるのです。
 
同じ手作り味噌を食べることは、同じ菌を取り込むこと。
家族や恋人が似てくるのもわかりますよね。
だって、腸って脳や幸福感に働きかける心の臓器とも言えるのだから。
お味噌で、絆が更に深まり、愛情を、届ける事ができる。
そう考えると、朝一杯のお味噌汁の価値が変わってきませんか?

朝一杯のお味噌汁から始まる、幸せな一日。
発酵食品を通じて、そんなこと伝えていける教室作りが出来たらなぁと思います。